バックパッキング旅の持ち物とその選び方などについてまとめました。
“◎~○~△” の順で “必須~おススメ” となっています。
ザック | ◎ | 60Lくらいのサイズがあれば、3シーズン用のコンパクトな寝袋や一眼レフカメラの交換レンズ、フリースなどの防寒具を全て入れられる。食料やテントも持ち運ぶようなトレッキングをする場合は80L、温かい地域のみをまわり、上記のものが不要な場合は40Lあれば足りるはず。荷物の仕分け・取り出しが楽な2気室のモデルがおススメ。自転車旅の場合は肩が凝るので、極力バックパックは背負わないか、軽くする。 |
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サブザック | ◎ | メインザックをバスの荷物室に預けたり屋根に載せたりするときに、貴重品や身の回り品を入れて携帯する。宿に大荷物を置いて街を歩くときなどにも役立つ。治安の良くないところでは前掛けが基本。 |
ザックカバー | ◎ | 雨の時に使う他にも、バス(屋根の上のことも)や飛行機に預ける時の汚れ・キズの防止に。乱暴に扱われて穴が開くこともあるので、水道管用のテープを補修用に少し持っていくと安心。 |
チェストバッグ | △ | 胸の位置に来るように、ザックの肩ベルトの前面にひっかける小型のバッグ。専用の製品も少し出ているが、私はモンベルのショルダーバッグを工夫して掛けている。中に一眼レフカメラや携行食を入れて、トレッキングの時に使っている。見た目が格好いいとは言い難いので、街を歩くときには避けたい…。 |
衣類 | ◎ | 各、最低3セットあれば大抵大丈夫。速乾性の衣類が部屋で洗濯して干すのに便利。下着やTシャツは普通のポリエステル製だと匂いやすいので、消臭機能つきがオススメ。パンツ(ズボン)は膝下で切り離せるコンバーチブル・タイプが便利。 |
雨具 | ◎ | ゴアテックスなど透湿撥水素材のものが自転車旅やトレッキングで必須、バックパッキングでも快適。寒いときに着るのにも蒸れなくて便利。風も切れる。 |
防寒具 | ◎ | フリースなど。薄手のダウンはコンパクトになって良い。 |
靴 | ◎ | ゴアテックスでソールは滑りにくいものが良い。また、重いザックを背負って長距離を歩くのならば、靴底が固めのトレッキングシューズが楽である(ローカットでも良い)。靴底の材質も重要で、ビブラムなどの信頼できるメーカーのソール(靴底)を使用した靴が良い。以前、ゴアテックスモデルにしては安いからといって、コロンビアの1万円ほどのな靴を選んだのだが、何度も滑って怖い思いをした。 |
サンダル | ◎ | 宿でシャワーを浴びる時や、部屋や乗り物で楽になりたいときに。 |
帽子 | ◎ | 日射病予防に必須。自転車では安全のため必ずヘルメットを! |
寝袋 | ○ | 寒い地域で宿の毛布が薄かったり汚かったりするところでは、(現地の気候によるが)3シーズン用のコンパクトなダウンの寝袋が重宝。 |
インナーシーツ | ○ | 寝袋だけでは少し寒いときに使う。寝袋内の汚れ防止にも効果。暑いときには、これだけを使っても良い。 |
寝袋カバー | △ | 寝袋だけでは少し寒いときや、屋外で寝袋で寝るときなどに。 |
エマージェンシーバッグ | ○ | 寝袋は持ちたくないけれど、万が一の寒いときに備えるのならこれ。但し、通気性がないので蒸れる。 |
トイレットペーパー | ◎ | 海外ではトイレに紙のないところが多い。ヒモを通しておけば、首に下げられるので非常に便利。 |
洗濯ばさみ | ○ | 洗濯屋さんやコインランドリーがないときや、高いとき、ちょっとした洗い物を部屋でしたときに便利。国内を自転車旅行するのなら、コインランドリーが多いので不要かもしれない。濡れたものをバッグに洗濯ばさみで付けて走るとすぐに乾く。 |
ひも | ○ | 普段は洗濯物を干すのに使うが、バックパックに何かをくくり付けたいときなど万が一の時にも持っていると安心。なるべく丈夫なものが良い。 |
洗剤 | ○ | 洗濯屋さんやコインランドリーがないときや、高いとき、ちょっとした洗い物を部屋でしたいときに便利。国内を自転車旅行するのなら、コインランドリーが多いので不要かもしれない。宿にバケツがないことも多いので、丈夫なビニール袋もあると便利。 |
方位磁針 | ○ | トレッキングでは当然必須だが、土地勘のない所を旅はあると安心。腕時計に内蔵されていると便利。 |
ウェットティッシュ | ○ | コンタクトレンズ使用者は必須。水のないところでも手が洗いたい時に。 |
S字フック | ○ | シャワーを浴びるときや、トイレで、着替えや貴重品、荷物を引っ掛けられて非常に重宝。 |
折りたたみナイフ | △ | 市場で果物を買ったときなど便利。空港では手荷物にすると検査で没収されるので、忘れずに預け荷物に入れること。 |
サングラス | △ | 日差しの強い場所を旅するなら。自転車でも1日中南に向かって走るときなどはほぼ必須。 |
ペンとノート | ◎ | 旅人との連絡先交換や記録に。 |
ヘッドライト | ◎ | 両手が空くし、常に視線の先が照らされるので非常に便利。停電の多い国ではほぼ必須。 |
ビニール袋 | ◎ | 着替えを入れたり、なにかと重宝。丈夫なものだと洗濯にも使える。 |
非常食? | ○ | カロリーメイトでも、現地で売っているビスケットでも。中国などでは長距離バスが遅れて車内で空腹になることもあるので。 |
南京錠 | ◎ | 部屋に鍵のない安宿に泊まるときに必須。部屋に南京錠がついている場合にも自分の用意したものも付けておくと安心。キーをなくすのが心配なら、ダイアル式が気軽だが4桁は欲しい。 |
薬 | ◎ | 一通り持っていくと安心。インドでの腹痛には日本の薬は歯が立たなかった。現地の怪しげな薬で即回復。 |
ばんそうこう | ◎ | 軽い怪我に。 |
消毒液 | ◎ | 狂犬病とかの心配もあるので気休めに。もちろん、噛まれたら即病院へ。 |
目覚まし時計 | ◎ | 寝坊して朝のバスに乗り遅れないためなどに。腕時計(音小さいかも)や携帯電話のアラームで代用可。 |
水着 | ○ | 泳ぎたくなったり、不意に温泉を見つけたときのために。 |
財布 | ◎ | 現地通貨用にひとつ。 |
貴重品入れ | ◎ | 腰に巻くもの。外国製を買うとたまにウエストが大きすぎて使えないので注意(笑)。ベタな隠し場所なので、他にも分散して所持した方がいいかも。 |
携帯音楽プレーヤー | ○ | 移動中や宿の部屋で聴くといい感じ。 |
ポータブルスピーカー | △ | 宿の部屋で、シャワータイム(ジップロックに入れて)に、旅人との団欒のときに。音質にこだわらなければ小型で電池不要のもので100g未満からある。 |
虫除け | △ | 信頼できる国なら現地のものが良いかも。 |
日焼け止め | ○ | 紫外線の強い地域では必須。日本で良い物を買っていったほうがベター。 |
ジップロック | ○ | シャンプーなど液体物が漏れないように安心して運ぶために。電気製品の濡れ防止に。音楽プレイヤーとスピーカーを入れれば、シャワーを浴びながら音楽を聞ける。 |
ひげ剃り | ○ | カミソリでも良いが、私は単三電池式のミニシェーバーを愛用。 |
ワイヤー式のロック | ○ | 寝台列車で寝るときなどに荷物と柱などをくくると少し安心。 |
タオル | ◎ | 吸水力と速乾性を兼ね揃えている生地で、スポーツタオル程度の大きさがおススメ。絞ればほとんど乾くので、1枚で体を洗うのにも拭くのにも使える。 |
耳かき | ◎ | 途上国や新興国では排気ガスやホコリがひどく、耳掃除してビックリ・・・。 |
爪切り | ◎ | 短期旅行なら出発前に切っていけば良いが、そうでなければ必要。 |
顔写真 | △ | 現地でビザやパーミット(許可証)の作成が必要な場合は持っていくと安心。 |
電源プラグ変換アダプター | ◎ | 世界各国のプラグ形状に1つで対応できる製品が便利。 |
変圧器 | × | 重いからか持っている人はほとんど見かけない。実際、持っていく電化製品の対応電圧に注意すれば必要ない。 |
予備電池、バッテリー | ○ | 現地の電気事情、写真の撮影頻度に応じて持つ。 |
電卓 | △ | 値切りや両替レートの計算に。携帯電話などで代用すると良い。 |
味噌汁、お茶 | △ | 故郷の味でリラックス。 |
携帯浄水器 | ○ | どうしても水道水や湧水しかないときに助かる。 |
ダイアモックス | △ | 軽い高山病に効果。チベットやアンデスに行く際に。特効薬ではないので注意。唯一の治療法は高度を下げること。 |